自動車を構成する重要部品の一つに、ブレーキと呼ばれるものがあります。自動車は人や荷物を載せて目的地まで走行するのがその役割ですが、制止する装置が組み込まれていないと安全に走行できません。その役割を担っているのがブレーキなのです。仕組みは単純で、走行中に回転しているタイヤに強力な摩擦抵抗を加える事で、自動車の運動エネルギーをなくすというものです。
実際にはタイヤを止めるのではなく、タイヤが組み込まれているホイールの裏側などに摩擦抵抗を加えています。運転中にドライバーがペダルを踏むと制止装置が働き、摩擦抵抗が増すことで自動車が停止します。
ブレーキはその仕組みから大きく分けて2種類が存在します。一つはホイールの裏側にシューと呼ばれる装置を押し付けて摩擦抵抗を発生させるタイプです。このタイプは安価で製造できる上に摩擦抵抗が強く、主に車体の大きなトラックなどに採用されています。もう一つはホイールの内側にディスクローターと呼ばれる円盤を装着し、それをシューで挟み込むことで摩擦抵抗を生じさせるタイプです。より大きな摩擦抵抗を発生させることができる上、制止時に生じる熱エネルギーを空気中に逃がしやすい構造をしていることから、スポーツタイプの車に多く採用されています。
自動車の仕組みと産業
私達が普段何気なく乗っている自動車は、実に様々な部品で構成されています。色々な重要部品が複雑に構成されており、全ての部品が機能することで初めて本来の役目を果たすことが出来るのです。ここでは、自動車を構成している重要部品と、部品を製造する産業についてご説明します。まず、最も外側の部分を「ボディ」といいます。ボディは鉄で出来ており、雨などで錆びないように塗料が塗られています。
また、その塗料を乾かすために、特殊な薬品が使われています。この薬品も、重要な部品の一つです。また、万が一事故などに遭った時、車体に傷がつかないようにする部品が「バンパー」です。こちらはプラスチックで出来ており、万が一の時に車体と乗っている人を守ります。
その他にも、タイヤやボルト、窓、ダッシュボード、シート、エアコンなど、自動車は実に多種多様な部品で構成されています。また自動車は、エンジンで生まれた回転力をタイヤに伝えることで動く仕組みとなっています。エンジンが動く際に使われるのが、「ガソリン」です。
燃料タンクから送られてきたガソリンを空気と混ぜて圧縮し、爆発させることで回転力を発生させます。爆発した後に出るのが、「排気ガス」です。また、エンジンやボディ、バンパーなどの部品は、それぞれ異なる工場で生産されており、日本の自動車産業を支えているのです。
歴史ある自動車について
歴史上に自動車が誕生してから長い時間が流れました。その間に自動車は多くの機能や装備に改良が加えられて進化しました。
しかしながら基本的な仕組みに大きな変化はありません。自動車には主に9つの重要部品があります。エンジン・燃料装置・潤滑装置・冷却装置・動力伝達装置、フレームとボディ・ステアリングと走行装置・ブレーキ装置・電気装置です。エンジンは自動車の心臓部とも呼べる部品で、燃料を使って動力を生み出します。燃料装置にはエンジンの出力を上げるために、効率よく混合気を送り込むシステムなどがあります。潤滑装置は金属同士の摩擦抵抗を減らす働きがあります。
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冷却装置はエンジンが十分な性能を発揮できるように温度を調節するものです。動力伝達装置はエンジンからの回転動力をタイヤまで伝えるものです。フレームとボディは形状を構成する骨組みや全体に使用されている素材のことです。ステアリングと走行装置は、方向をコントロールして安定した走行を行うものです。
ブレーキ装置はスピードの調整や停止させるためのもので、数種類の方式があります。電気装置は夜間走行時に明るくライトを照らしたり、電装品への電気の供給を行うためのものです。