自動車の基本は、走る、曲がる、止まるの3つです。この3つの動きをどのように行うことができるかが、その自動車が持っている価値ということになります。
走るという点での重要部品といえば、心臓部にあたるエンジンの性能がまず注目されることでしょう。エンジンはハイパワーを売りにするものから、省エネを売りにするものまで、様々な種類があります。
そして、エンジンによって発生した動力を支えるのがサスペンションです。サスペンションの仕組みは、タイヤの位置を決めるサスペンションアームと、路面からの衝撃を和らげるスプリングやショックアブソーバーなどからできていて、自動車の性格によってスポーティな足回りだったり、乗り心地重視だったりと、自由に設定することができます。
止まるに関しては、ブレーキということになります。ディスクブレーキとドラムブレーキがあり、効きの良いスポーツタイプのブレーキも人気です。これらの自動車を構成する重要部品の作っているのは、日本の中小企業です。製造業の中でも、日本の中小企業のレベルの高さは世界でもトップクラスです。自動車メーカーばかりが目立ちますが、それを支えているのが実は中小の製造業ということです。